R35GT-RをFR化してドリフトしている動画が話題に!!

youtubeでR35GT-RをFR化して実際にドリフトしている動画が話題となっている。

ドリフトしている車両は、名古屋のカスタムカーショップのKUHLさんが作成したものでスペックは、
2010年式の570馬力のコンプリートカー仕様となっておりKUHLのエアロもバッチリ決まってこれでドリフトするのか!?っていうくらい綺麗な35GT-Rです。
※現段階ではまだ試作のようです。


出典:youtube

所有者、発案者はKUHLの社長さんのようです。
※KUHLさんのホームページはコチラ⇒KUHL

そもそもどうやって35GT-RをFR化しているのか?


出典:youtube

そもそも4WDであるGT-RをどのようにしてFR化したのか?動画内の説明によると、

・アテーサE-TSのシステムOFF
・ブレーキオーバーライドシステムのキャンセル
・フロントのドライブシャフトを外す。

これで、35GT-RはFR化できるらしい。

※アテーサE-TSとは?
アテーサE-TSシステムは前輪と後輪のトルクを最適な配分に制御し、FR車の優れた旋回性能と4WD車の安定性を両立させた4WDシステムです。

電子制御の働きにより走行状態や路面状況に応じて前・後輪のトルクを0:100(後輪駆動状態)~50:50(4輪駆動状態)まで連続制御し、エンジンの出力(トルク)をタイヤを通して路面に有効に伝えます。

後輪駆動状態から4輪駆動状態まで連続して自動制御します。
引用:日産自動車

※ブレーキオーバーライドシステムとは?
自動車で、アクセルとブレーキの両方のペダルを同時に踏み込んだとき、安全のためにブレーキを優先して駆動力を制限するシステム。
引用:コトバンク


出典:ドゥーラック

アテーサE-TSとブレーキオーバーライドシステムのキャンセルについては、ドゥーラックさんで発売されている「DAS ドゥーラックAWDスィッチャー」というパーツを装着することによってスイッチ1つで簡単にOFFにすることが可能になるとのこと。
※このパーツの詳細はコチラ⇒DASドゥーラックAWDスィッチャー

これに加えさらにドリフトがしやすいように、

・nismoの機械式2wayのLSD
・切れ角アップ施策としてナックル加工とタイロッド延長(今回は自作だが今後専用キットを発売する可能性があるとのこと)
・車高調をDG5の交換

これらを施すことで、GT-Rでもよりドリフトがやりやすくなるとのこと。

R35GT-RのFR化には費用はいくらかかる?


出典:youtube

今回公開された動画の車両はまだ試作ということで、自作で加工を行っており詳しい費用については不明な部分が多い。
しかし、機械式のLSDと車高調、DASだけでもパーツ代だけで70万は超えるので(nismoとDG5の場合)、その他の加工や交換工賃を含めるとゆうに100万を超えることは想像できる。

さらに、今回の動画内で油温が上がりやすいとの懸念があったので、オイルクラー等を装着すればさらに費用がかさむことになりそうだ。

FRの35GT-RといえばD1の川畑選手

R35GT-Rでドリフトといえば、D1で活躍している川畑選手の車両を思い浮かべる人が多いでしょう。

川畑選手のGT-RもFR化されているが、今回の動画のGT-Rとは全く別物といっていいほど違う。
ミッションも通常と違い6速MTのシーケンシャルミッションとなっている。

一般人がここまでチューニングするのは難しいので、KUHLさんが簡単にFR化できるようなパッケージを販売してくれたら、今後35GT-Rでドリフトする人が増えてかもしれない。